【今月のホップ深掘り辞典 その1】 「Hoppy Hour」の魔法を紐解く!今回の主役ホップ『Mosaic(モザイク)』ってどんな香り?
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OUR BREWINGの定番ビールである
「Hoppy Hour」と「Magic Flavour」
実はこの2つのビール、ちょっと面白い仕掛けがあるのをご存知ですか?
それは、「シングルホップ(1種類のホップのみを使用)」で、
かつ「仕込みごとに使うホップの品種が変わる」ということ。
つまり、同じ名前のビールでも、出会うタイミングによって全く違う表情を見せてくれるんです!
今回は新バッチのリリースに合わせて、ヘッドブルワーの中西を直撃!
「なぜこのスタイルにこだわっているのか?」
そして今回の主役ホップ「Mosaic(モザイク)」の秘密について、対談形式で深掘りしていきます!

1. なぜ、定番商品を「シングルホップ」で、毎回変えるの?
ーーそもそも、なぜ定番商品なのに、毎回ホップを変えてシングルホップで造っているんですか?
仕込みごとにレシピを変えるのって、すごく大変だと思うのですが……!
中西:ホップってすごくたくさん種類があって、それぞれに特徴があるんです。
でも、その特徴をしっかり捉えていないと、IPAとかを作るときの組み立てが難しくなるんですよね。
ホップの特徴を本当の意味で理解するためには、シングルホップ、
つまり単一の品種だけを使ったビールを自分で仕込んで、飲んでみないと分からないんです。
だから定番であえて毎回変えて、ホップそれぞれの特徴をきちんと把握するために作っているんです。
ーーちなみに同じくフラグシップとして定番で作っている
「Four Dimensions(フォー・ディメンションズ)」の方はなぜホップを毎回変えないんですか?
中西:あっちは主役がモルトなので!ホップを変えてもそこまで意味がないというか。
使うホップの量自体も少ないので、あえて変えていないんです。
Four Dimensionsはペールエールの伝統、クラシックさを継承しつつ、
飲みやすさと飲みごたえを備えた、何杯でも飲めるビールなのでそこを楽しんでいただきたいです!
2. 今回の主役『Mosaic(モザイク)』ってどんなホップ?
ーーなるほど、そうだったんですね!それでは、今回のHoppy Hourに使われている『Mosaic(モザイク)』について教えてください。
中西:Mosaic(モザイク)はもう、いわゆる王道中の王道のホップですね!
いろんなビールに使われてるので、知ってる人も多いと思います。
ただ、パイナップルや柑橘系がガツンと来るタイプじゃなくて、
どちらかというと酸味のあるベリー感とか、ちょっとレモンっぽい爽やかさがある。
個人的にはそこがすごく魅力的だと思ってるホップなんです。
3. 実際、今回の仕上がりは?
ーー実際に完成した「Hoppy Hour(Mosaicバッチ)」を飲んでみて、中西さんはどう感じていますか?
中西:今回のバッチ、まさに狙い通りの仕上がりになりました!
ウエストコースト系とか、すっきりクリアなIPAにめちゃくちゃ合うホップだなと改めて実感しましたね。
最終比重(FG)も1.006としっかり切れているので、糖分がきちんと発酵しきってる分、
ホップ由来のすっきりしたフルーティーさが際立ってると思います。
これは今後出すIPAにもどんどん応用していきたいですね!
ちなみに…モザイクはニュージーランド系のホップとの相性も絶対いいはずなので、
次のHoppy Hourバッチは、あえてシングルホップじゃなくて3種類のホップを使おうと思ってるんです。
次回のバッチは今回のMosaic(モザイク)の特徴を活かしつつ、
ニュージーランドホップとアメリカンホップの融合を狙おうと思っています。
ニュージーランド産のホップであるRiwaka(リワカ)をベースにしてライム、ピンクグレープフルーツ感を出しつつ
そこに今回のバッチでも使用したMosaic(モザイク)を重ねることで、洋梨やベリー感がマッチするのでは、と。
さらにCitra(シトラ)のパイナップル感を足してトロピカルかつシャープな印象を目指して作ろうとしているので、
ぜひ今回のHoppy Hourと次回のバッチの違いも楽しんでいただきたいですね!
ーーシングルホップでホップの特徴を捉えつつ、バッチによってはホップのブレンドもしていくんですね!
毎回ホップが変わる定番ビールというのは新鮮で面白いですね。
今回のモザイクバージョンも次回のブレンドバージョンも飲むのがとっても楽しみです!
毎回違う表情を見せてくれる「Hoppy Hour」
今だけ味わえるMosaicバッチはもちろん、次回登場するNZホップ×アメリカンホップの新バッチもお見逃しなく。
次はどんな香りに出会えるか、ぜひ一緒に楽しみにしていてください〜!